まだまだ、暑い日が続きます。頭にも汗をかき、「洗髪」をしてさっぱりとしたい毎日です。
髪をどのくらいで洗っている?
ところで、「髪の毛」をどのくらいの割合で洗っているでしょうか?
夏などは、汗をかき頭皮がべたつきやしので毎日洗うという人が多いと思います。
私の子どもの頃は、毎日、洗髪する人はあまりいなかったです。
20代の頃に、10代20代の女性の間で「朝シャン」がブームになり1日2回シャンプーをする人が出てきました。その頃から毎日、シャンプーをする人が増えたような気がします。
最近は、シニアの女性も毎日、シャンプーをしていているそうです。
洗髪に関して、歴史をたどれば平安時代は、年に1回程度。
江戸時代から第2次世界大戦後頃までは、月1~2回だったそうです。
まあ、入浴自体が簡単に出来るものではなく、日本髪の女性などは結い直しをするのも大変だったというのもあったでしょう。それでも大丈夫だったのですね。
液体シャンプーが普及し始めた1960年代までは、髪をブラシや櫛でとかして汚れを落としたり、石鹸を使っていたそうです。
私が子どもの頃は、家に風呂がない家庭もあり入浴も毎日というのが当たり前ではなかったです。
内風呂の普及とともに入浴の回数が増え、液体シャンプーの登場で洗髪の回数が増えたような気がします。
毎日洗うのがいいのか
ということで、「洗髪の回数」は、どのくらいがいいのかというものがあります。
シャンプーは毎日する必要があるのか、それとも毎日では、洗い過ぎではないかという疑問があります。専門家によっても意見が分かれます。
毎日洗てもいい人
毎日洗うのがおすすめな人は、頭皮や髪の油分が多い人や、埃などが多い環境で働き頭が汚れやすい人や、汗をかく仕事やスポーツをする人です。
また、皮脂分泌が多い10~20代の人も、頭皮が汚れやすく皮脂分泌も過剰になりやすいため、きちんと毎日洗うのがいいようです。
洗髪後、24時間で皮脂量が7~8倍になり、分解されて頭皮刺激や臭いの原因になるといいます。
1日1回程度のシャンプー洗いで皮脂は、完全になくならず洗い過ぎではないという専門家もいます。
私が考えるのに、若くて健康な人は、毎日洗ってもいいのではないかと思います。
回数を減らした方がいい人
逆に毎日では、洗い過ぎの人は
アトピー性皮膚炎など頭皮に問題のある人や頭皮が「乾燥」気味で、フケが出やすい人です。
頭皮はその人の肌質と一緒なので、肌がかさつきやすかったら頭皮もかさつきやすい、肌がべたつきやすかったら頭皮もべたつきやすいと考えるといいです。
髪の毛が細めで傷みやすい人も回数を減らした方がいいようです。
私は、髪の毛が細く乾燥肌で「脂漏性皮膚」があり頭皮の状態が健康でないので、現在、週2回程度洗髪をしています。
年齢と共に「皮脂量」も低下してきます。
特に30代を過ぎると低下し、乾燥しやすくなるので、シャンプーでの洗い過ぎは、頭皮の負担となる場合があります。
また、シャンプーで毎日、洗ったりしていると皮脂を過剰に取り過ぎてしまい、皮脂が回復しないうちに洗い流してしまい頭皮が乾燥し、かゆみや髪のパサつき、抜け毛、細毛の原因にもなります。
頭皮の乾燥は、アトピー性皮膚炎を悪化させることにもつながります。
過剰な洗髪で頭皮が乾燥することで、皮脂分泌が過剰になり、余計に毛穴に皮脂が詰まりやすくなる場合もあります。頭皮がべたつきやすい人は、案外、洗い過ぎが原因かもしれません。
ジャンプー後、皮脂が回復するのに最低3日掛るので、間隔をあけてシャンプーをすることで髪や頭皮にうるおいを保ちやすくなり、ダメージを減らすことが出来ます。
回数を減らすには
どのくらいの割合で洗うのがいいのかということは人によって違ってくるので、一概にはいえないと思います。
でも、私は洗い過ぎているので、回数を減らしたいという人もいると思います。ですが、回数を減らすのは、案外、難しいものです。
洗髪の回数は、「習慣」になっているので毎日、シャンプーをする人は毎日洗わないと頭皮の匂いが気になってしまうと思います。
毎日洗髪している人が例えば2~3日に1回の洗髪に減らすと、最初の1、2か月程度はベタつきや匂いが気になると思います。
でも、その1、2か月(頭皮がダメージから回復する期間)を乗り越えれば、ベタつきや匂いが気にならなくなりふさふさでさらさらとした健康な髪が取り戻せるといいます。
1、2か月我慢出来るのならば、試す価値はあると思います。
とにかく毎日、洗髪をしたいという人はシャンプーを毎日使わないで、週何回か、お湯だけで洗うのもいいのではないかと思います。お湯で洗い流すだけでもある程度汚れは落ちます。
まったく、シャンプーを使わない「湯シャン」という方法もあります。
シャンプーをしない日は、よくブラッシングをして汚れを落としておくだけでも違います。
冬場など汗をかきにくい季節は、2日に一回とか気候や湿度、季節などを考慮して、シャンプーの頻度を考えるのもいいと思います。
毎日洗わないと匂いが気になるかもしれませんが、本来健康な皮脂は匂わないそうではやり、頭皮の状態をよくしておくのが一番だと思います。
毎日洗わない派の、私の対策
私は、「毎日洗わない派」で、脂漏性皮膚があり、洗えない頭皮の状態です。
シャンプーを使わずお湯だけで、洗う日もあればいいと思いますが、はやりシャンプーを使わなくては気がすみません。そして、洗浄力の強い「石鹸シャンプー」を使っています。
石鹸シャンプーは、洗浄力が強く皮脂を取り過ぎてしまいます。でも私の勝手な解釈で、週に2、3回しか洗わないので、それでも構わないと使っています。
この石鹸シャンプーを使うときは、よく泡立てて使っています。その方が、ゴシゴシと頭皮に負担を掛けずに洗えるからです。
でも、バカな私。せっかく泡立てるのに、脂漏性皮膚で頭皮が痒いので、つい爪を立ててゴシゴシ洗ってしまいます。(これが、また気持ちいい!)
これでは、頭皮に負担をが掛ってよくないですよね。
洗髪後、髪の毛を乾かすとき、ドライヤー使いますが、冬以外はドライヤーの設定をなるべく「クールモード」にして「熱い風」を当てないようにしています。
髪は熱に弱く、熱い風を当て続けてしまうとたんぱく質が変性して、切れ毛などの原因になるのからです。毎日、洗っている人は乾かす回数も多いので、この辺りに気をつけた方がいいかもしれませんね。
ドライヤーも髪や頭皮に安心して使えるものを使っています。
ヘアースタイルは、ブロー(ドライヤー)で決まるーパワーストーンの効果ー
そして、洗ってから、すぐにドライヤーを当てず、濡れた髪をタオルでよく拭き取るようにしています。
髪や頭皮の状態は、健康状態と密接に関連します。
髪はケラチンというたんぱく質で出来ていて、良い状態を保つには、良質の「たんぱく質」を取る必要があります。
なので、大豆、納豆、卵、鶏肉などを毎日の食事で食べるようにしています。特に納豆、卵は毎日食べています。
髪にとってストレスが大敵です。
ストレスで、末梢神経の血管が縮小してしまいせっかく摂ったたんぱく質などの栄養が届きにくくなります。なるべく、ストレスを溜めないようにしています。
と書きつつ、これが一番難しい!う~むストレスは、いつもあるんですよ。
しぼり菜リズム
髪は、決して、毎日洗わないといけない訳ではありません。
その人の環境やライフスタイル、年齢、体質、頭皮の状態、髪の状態、スタイリング事情、生活習慣、どんなシャンプーを使っているのかなどによって必要なシャンプーの頻度は異なるため、何回洗うのが正しいというのは一概には言いにくいようです。
2か月に1回くらいしか髪を洗わない洗わない、「洗わない派」の達人、作家の五木寛之さんの髪の毛は80代でもふさふさです。
そんな健康的な髪を見ると毎日、洗わなくもいいのだと妙に納得してしまいます。