「大腸内視鏡検査」が終了し、「検査結果」を聞きました。
【大腸内視鏡検査3】検査が「困難な腸」の私でも失敗せず痛くないのは、医師の「技量」のお陰
検査結果
大腸内視鏡検査が、無事終了しました。
クリックの待合室で、次の患者の検査が終わるまでサービスのコーヒーをコーヒーメーカーから入れて飲みながら待ちます。
次の患者の検査が終わってからS先生に呼ばれ、説明を受けます。
内視鏡のカメラで、撮影した画像を見ながらの説明です。
内視鏡を入れて一番奥から、肛門まで内視鏡を抜いてくる時間が32分42秒ということです。
これは、観察とポリーブ切除の合計時間です。
この時間が長いほど「観察精度」が高くなるということです。ですが、時間に限りがあるということです。
「これは、以前採ったポリーブの傷跡。
これは、腺腫(良性ポリーブ)で、細胞を残さなように大きく採ります。」等々患部の説明を受けました。
ポリーブは、S字結腸3つ、横行結腸2つの5個採ったといことです。
大きさは、2㎜が1つ、3㎜が2つ、4㎜が2つです。
丁寧に診てくれていたような印象で、2㎜のような小さなポリーブも切除してくれました。
小さなポリーブでもときに「がん化」するものもあるということで、このクリニックでは切除してくれます。
ポリーブが出来やすい人は、確率的に採ったポリーブの数だけ見逃しがある可能性があります。
父が、「大腸がん」をやっているので大腸がんのリスクは、決して低くないということです。
なので私の場合、内視鏡検査は、毎年やるのが理想的です。
でも、検査の負担が大きいので現実的には、3年を超えないようにするのがいいということです。
これに毎年の「便潜血検査」を組み合わせて、2~3年後に検査をするのが現実的で合理的だそうです。
このようにクリニックの方針として目安を示してくれ、最終的には2年後か3年後かは自分で決めます。
大腸カメラの結果、ポリーブの画像と動画を記録したカード型のUSBメモリ(過去の検査の画像も全部入っていました)と次回検査の目安、医療保険を申請するための診断書についてなどのプリントをもらいます。
その後、待合室に戻って、会計を済ませて終了です。
私の場合は、ポリーブの数が多かったので自費診療分と保険分で41,550円でした。ポリーブあるなし、数や大きさで金額が変わってきます。
一般のクリニックより高いですが、私は、「医療保険」に入っていて腸のポリーブ切除は保険金の対象になるので、保険金で賄える額なので助かります。
ちなみに以前切除した「胃」のポリーブは、保険金の対象になりませんでした。
採取したポリーブは、「病理検査」に出して「悪性」か「良性」かどうか、1週間後にネット上でカルテ番号で検査結果を教えてくれます。
精度保証システム
以前検査したときはありませんでしたが、今回の内視鏡検査から、「精度保証システム」というものが出来ていました。
これは、ポリーブの数や状態(がんになりやすいか否か)によって、5段階のランクになっていて、ランクに応じて検査後1年から最大5年で大腸がんになった場合に「補償金」が支給されるというものです。
例えば、最高でポリーブがない場合、1年以内に大腸がんになると3000万円の補償金が出ます。
ポリーブの数が多くなる、初期のがんなどがんになりやすいリスクのある場合などはリスクに反比例して補償金の金額も減っていきます。
私のように腸が長い、屈曲が多い、憩室が多い、収縮が強いなど検査の死角が多い腸や洗浄が不十分で便や粘液でやはり死角が多くなるとポリーブなど病変を見逃す死角が多いとランクが下がります。
私は、「D」ランクでした。
これは、医師の不可抗力を除いて、丁寧に観察していかに見逃しがないように検査の「精度」を上げるかということに努力を惜しまない画期的な医療制度だと思いました。
検査後
検査終了後、「ガス」がお腹に溜まっている感じと脇腹の「鈍痛」がしばらくありましたが我慢出来ないほどではありません。
それより、下剤による「腸内洗浄」でお腹の中の宿便がなくなって、「デトックス」になったと気持ちがいい感じでした。
「やや大きめのポリーブを切除した人は当日は、入浴は、軽めにしてベット上安瀬にして過ごして下さい」と検査結果と一緒に渡されたプリントにありました。
安静といっても家に帰ってからは、家事はしなくてはならず帰宅してからすぐに夕食の支度をしました。
やっと好きなものが食べられると思ったのですが、食事は禁酒(残念)、食事は液体または粉状のものがいいということでした。
検査後の食事は、スープストック東京で、スープを飲みました。昨晩から何も食べていないので、スープが「五臓六腑」に染み渡るようでした。
切除後の出血などのトラブルは、24時間以内に起こりやすいのでポリーブを切除した当日はやはり、無理をしない方が無難です。
私の知人のご主人は、ポリーブ切除後に「下血」して数日間入院したそうです。
なので、当日の入浴も半身浴を止め湯船にさっと浸かる程度にしました。
内視鏡検査で、お腹を空っぽにしてから5日目にやっと便が出ました。
腸が長いので、食べてから5日もしないと出てこないのかと思いました。
内視鏡検査を受けた後は、腸内細菌の構成比が変わるのか(無関係という説もある)検査前より、気持ち便秘気味になったようです。
腸の中を空にしたタイミングで「乳酸菌」などを腸の中に入れればよかったのかと思いました。
しぼり菜リズム
病理検査の結果は、「心配のない良性(腺腫、SSAP、過形成)」で取り敢えず安心です。
私のようにポリーブが出来やすい人は、確率的に採ったポリーブの数だけ見逃しがある可能性があります。
毎年、内視鏡検査をやれば理想的ですがやはり、検査の負担(=下剤を飲む負担)を考えると次の検査は、2年後くらいかと思います。
【大腸内視鏡検査2】下剤服用は、「水分」を大量に摂るので真夏に検査をするのがいい
そして、内視鏡検査をしているからと、近年は人間ドックの「便潜血検査」はパスしていましたが、これからは毎年受けようかと思いました。