病気療養中の父が、亡くなりました。
臨終直後から遺体安置まで、家族で行ったことはこちらから
親が、亡くなって私達家族が、当日、行ったこと。「臨終」から「遺体安置」
今回は、遺体安置をしてから、「葬儀」の打ち合わせをしたのでそれをまとめました。打ち合わせは、父が亡くなった日に行われました。
事前準備
葬儀の打ち合わせの前に予め決めておいたりやっておくと突然、亡くなっても対処出来ます。
宗派の確認
葬儀は、仏式、神式、キリスト教式や無宗教式などがあり、葬儀の進行をするにあたって重要になります。予め調べておきます。
実家は、「神道」なので神式の葬儀になります。
菩提寺、家紋の確認
同じ仏式でも「宗派」によって進行や焼香の方法が変わります。
仏式の宗派は、仏壇の経本、本尊、位牌などで調べられます。本家に確認しても分からない場合は、「戒名」を書き写しておくといいです。
事前に菩提寺と家紋の確認をしておくとスムーズに進行します。
葬儀の規模と予算
葬儀の規模や費用は、参列者の人数によっても大きく異なります。予めおおよその「予算」は決めておくといいです。
父は、近親者のみの「家族葬」を望んでいたので参列者を決めていたので、人数予測も出来ました。
一般的な葬儀の場合は、年賀状の枚数から予測したり親しく交流のあった方に聞いてみるといいと思います。
連絡先名簿作り
寺院、親戚、知人、勤務先、学校など連絡もれを防ぐために「訃報連絡一覧表」を作っておくといいです。
本人にしか分からない友人やお世話になった方もいると思うので、生前に家族と話し合いリストを作っておくといいです。
父の容態を考えてすぐ連絡出来るように事前に私の携帯電話に、連絡先の電話番号を「登録」しておきました。
葬儀の希望
生前に葬儀に関する希望を本人から聞いておくといいと思います。それによって、好きだった花を飾る、好きな音楽を流すなどオリジナルな葬儀をすることも出来ます。
また、葬儀に関しての「遺言」があれば確認をしておきます。
遺影写真の準備
葬儀の打ち合わせ
遺体を葬儀場の安置所に搬送し、「納棺」しました。その葬儀場を運営している葬儀社と、「葬儀」の打ち合わせをしました。母、弟、妹、私の4人の参加です。
届け出の依頼
「死亡診断書」と「死亡届」を葬儀社に渡し、区役所に「死亡の届け出」と「火葬許可申請」の手続きの「代行」を葬儀社に依頼しました。それをしないと「火葬」が出来ません。
自分で手続きも可能ですが、葬儀まで忙しいので代行をお願いしました。
死亡届に印が必要になりますので、打ち合わせのときには、「印鑑」(認印)を用意します。
ここで、死亡診断書は原本を出してしまうので葬儀社で、コピーを取ってくれました。後の諸手続きに使うので必ず、「コピー」をもらいます。
葬儀の日時等を決める
菩提寺、神社、教会等に通夜、葬儀の日時の都合を確認します。神道での葬儀で、葬儀社に神主の手配も合わせてお願いしました。
葬儀の日程と場所を決めます。日程は、僧侶(神主)、葬儀会場、火葬場の空き状況や予算とマッチングして決めます。会場は、規模、内容を考慮します。
マッチングの結果、死後3日目の日に葬儀を行うことにしました。その日が、最短日でした。
父の場合は、「家族葬」なので「通夜」も行わないため比較的すんなり日時が決まりました。
喪主を決める
葬儀に際して、「喪主」を決めます。
世帯主以外が死亡した場合は世帯主、世帯主が死亡した場合は、その配偶者、子どもとするのが一般的です。故人の配偶者である母が、喪主になりました。
遺影原稿を決める
「遺影」にする写真を決めて、遺影を作ります。
遺影は、葬儀だけではなく、忌明けまで後飾りの祭壇に遺骨と一緒に安置したり、故人を偲ぶため部屋に飾るなど後々まで人が目にします。
集合写真から抜き出して引き延ばすことも出来ますが出来るだけ鮮明で、気に入った写真を準備しておくといいです。
父が、遺影用に自分で用意した写真を使いましたが、サイズが小さかったので引き伸ばすとボケた写真になっていました。
希望に合わせて、背景を消したり色を変えることが出来ます。四つ切と2Lサイズの2種類作ってくれました。
会葬礼状の内容を考える
葬儀当日に会葬御礼品に付ける「会葬礼状」の内容を考えます。
「定型文」のものもありますが、エピソードも入れたかったので自宅で文章の内容を考えました。
「型」見本があるので、それを基にして当日中にFAXでやり取りをし印刷をしてもらいました。
葬儀の段取りを決める
葬儀や火葬、精進落としの進行、時間などの「スケジュール」を立てます。会式準備、僧侶(神主)の接待なども入れます。
葬儀当日の挨拶、精進落としのときの挨拶、献杯をする人を決め頼みます。受付、会計、案内、返礼品の配布、接待、記録の係を決めて、お手伝いの依頼をします。
葬儀社の提案に従って、こちらの要望も入れながら進めます。「スケジュール表」もすぐにプリントアウトしてくれます。
予算を立てる
これは、次回の記事にします。
その他
打ち合わせで、納棺の際に棺に一緒に入れる物の話がありました。棺に入れることが出来るものは環境や遺骨への影響を考えて基本的に「燃えるもの」です。
昔は、故人が身に着けていたもので時計や眼鏡など入れていたように思いますが、骨が炭化して黒くなるので入れられないということです。
故人が、着ていた洋服(上)がいいのではないかということで、妹がプレゼントして父が気に入っていたポロシャツを上に掛けることにしました。
葬儀場で葬儀の「案内文」(故人氏名、年齢、死亡時刻、場所、喪主氏名、続柄、葬儀の日時、場所、交通機関、最寄り駅、葬儀社名、電話番号など)の見本をくれます。
これを基にして、葬儀に参加して頂く方に連絡して、日時と場所を伝えます。この紙を印刷して近隣、関係先に配るのもいいです。
神式の葬儀なので、その人の一生を称える履歴が主になる「祝詞」を作って頂くのに神主さんからと電話で、父の生い立ちや性格など話をしました。
しぼり菜リズム
特に「遺言状」はなかったのですが父は生前、葬儀の参列者、葬儀社、遺影の写真は決めていました。
これらを父の状態がよくないときに「文書化」していたのでスムーズに出来ました。
葬儀の打ち合わせには、生前に話し合いをして本人の希望を聞いておくといい思いました。