父が、亡くなる
先日、病気療養をしていた父が亡くなりました。
享年88歳です。病院から危篤の連絡を受け、掛けつけましたが臨終には間に合いませんでした。母、弟、妹も間に合わず臨終には誰も立ち会えませんでした。
父が亡くなり、悲しみに向き合う間もなくやらなくてはならないことがあります。亡くなった当日、私達家族が行ったことを時系列にまとめました。
父と対面
まず、病院のベットに横たわる父に対面しました。亡くなって1時間も経っていないので、寝間着を着たままです。
父は、昨日より頬がこけていましたが、静かに寝ているように見えました。
医師から臨終時の説明を受ける
父と対面して最初に到着した母と弟に臨終時の説明(時間、様子)を医師から受けました。苦しまずに安らかに眠りについたそうです。
死因は、「心不全」です。
葬儀社に連絡
亡くなってからすぐに「葬儀社」に連絡をしました。
父が葬儀社を決めていたので、その葬儀社に電話で連絡(24時間対応可能)し、「寝台車」を手配してもらいました。
電話するときの「連絡事項」は
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父の余命も僅かと思い、予め葬儀社の連絡先を携帯電話に登録しておきました。病院の住所や電話番号も控えておき場所もすぐ伝えられるようにしました。
葬儀社や遺体の搬送先(自宅か葬儀場などの場所)も生前に決めていました。
病院から指定の葬儀社を紹介されることがありますが、決まった葬儀社があれば断ることは出来ます。
その他、寝台車が、迎えに来るおおよその時刻を聞きます。
病院に寝台車の到着時刻を知らせる
病院に寝台車が到着する予定の時間を知らせます。
病院で寝台車が迎えにくるまでに、体の清浄をして頂き着替えを済ませます。
遺体を「霊安室」に移動します。霊安室は、寝台車にすぐに乗せられるように1Fの出入り口の近く(裏口)にありました。
死亡診断書の発行
医師の書いた「死亡診断書」を発行もらいます。死亡診断書の用紙は、右側が「死亡診断書」、左側が「死亡届」になっています。
死亡診断書を受け取ったら死亡届の欄に必要事項を家族が記入し、押印し市区町村役場(亡くなった人の本籍地、届出人の現住所、死亡した場所の市区町村どれでも可)の戸籍係に7日以内に提出します。
自宅で、安置する場合は葬儀社の方が自宅まで来てくれますがそれ以外の場合は、死亡届に届出人の押印が必要なので、「印鑑(認印)」を予め用意しておくと便利です。
印鑑は届出人となる母が、持ち歩いていました。
この届出は葬儀社が「代行手続き」をしてくれるので、頼みました。
死亡届を出すと「火葬許可証」が発行されます。この許可証は「再発行」されません。葬儀を営む上で大事な書類ですので、葬儀社の担当の方に渡すのもいいと思います。
死亡診断書の記載事項(亡くなった人の名前、生年月日、担当医師の署名)を確認します。
寝台車が、迎えに来るまで時間があったので、死亡届を記入しました。これは、葬儀社で打ち合わせのときに記入してもよかったようです。
「原本」は、役所に出してしまいます。葬祭後の各種申請に使う場合があるのでコピーを取っておくといいです。
今回、葬儀社でコピーを取ってくれました。
退院の手続き
病室の荷物をまとめて持ち帰ります。捨てられるものは、病院で捨ててもらいます。
私は、キャスター付きのバックを持って行ったので私物を全部それに入れて持ち帰りました。
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病院で、お世話になった方々にお礼を述べます。
近親者に連絡
寝台車が到着するまで時間があったので、近親者に父が亡くなったことを「連絡」しました。
臨終直後の連絡は、「連絡先名簿」(例 親族、知人、勤務先、寺院、学校など)を生前に作っておくと直ぐに連絡が出来ます。私は、予め連絡先を携帯に登録しておきました。
死亡の連絡は、父と生前決めた近親者だけで、短時間ですみました。
連絡は、落ち着いて、要点だけを的確に伝えます。
連絡例としては
「私は、しぼり菜です。父は、○時に病院で亡くなりました。取り急ぎお知らせ致します。」
といった感じです。
遺体の搬送、安置
寝台車が到着して、「遺体」を搬送します。病院の看護師、ケアワーカーが3名父をお見送りして下さいました。
ワゴンタイプの寝台車には遺体の他に3名乗れるで、母と弟、荷物を乗せて行きました。
私と妹は、電車で搬送先の「葬儀場」まで行きました。遺体の安置は、葬儀場に併設された「遺体安置所」です。
自宅に搬送される場合でも仏式、神式、キリスト教式、無宗教式などによって手順や枕飾り、枕経などが違うので伝えておきます。
その他
自宅に安置する場合は、部屋や玄関などを清掃し弔問客の対応に備えます。湯呑や座布団なども用意するといいでしょう。
神棚は、忌明まで白紙を貼りますがやりませんでした。
しぼり菜リズム
今回、父が亡くなると同時にその日にやるべきことを慌ただしく処理していかなくてはなりませんでした。
そのために、日頃から
- 葬儀社を決める。
- 葬儀社の連絡先、(入院している場合)病院の住所、電話番号を控える。
- 訃報を伝える人の連絡先名簿を作る。
- 印鑑の用意。
- 遺体の搬送先を決める。
をしておくと亡くなった当日、慌てずにすみます。