有限会社『かんずり』の「かんずり」。(商品をそのまま社名にしているのですね。)
これは、私にとって最強の調味料なのです。
そのまま、柚子胡椒のようにご飯やおかずに付けて食べてもいいし、辛み調味料として使っても美味しいのです。
私のように柚子胡椒や塩麴が好きな人ならきっと、気に入ること間違いないと思います。
かんずりって何
新潟県の妙高で作られるかんずりは、地元で収穫した「唐辛子」を雪の上にさらして、さらすことでアクが取れ辛味が柔らかくなったものをすりつぶし、麹と塩、柚子を加えて樽の中で熟成させて作ったものです。
つまり、唐辛子を「発酵」させて作った調味料なのです。
原材料は、唐辛子、糀、柚子、食塩のみで添加物は一切使用されていない「自然食品」です。
雑菌が少ない冬に作るので、「寒作り(かんづくり)」と呼ばれていたのが由来です。
真っ白な雪の上で塩漬けした唐辛子をさらした写真を見ると、赤い帯のような唐辛子とのコントラストがとても美しいです。
雪にさらすのは、唐辛子の繊維が壊れて、アクが取れ辛味が柔らかくなります。甘味も出ます。
雪も妙高のように標高が高くパウダースノーの上質な雪が、いいそうです。
柚子胡椒などに比べて塩分濃度も低く、3年寝かすと塩の角がとれて丸みのあるしょっぱさになるということで、手間暇かけて作られているのです。
唐辛子は、1種類だけだと味が単調になるので、中辛の唐辛子と辛口の鷹の爪など何種類か混ぜています。
かんずりは、元々妙高の家庭では収穫された唐辛子をかんずりにして食べる文化がありましたが、徐々に作る人が減り、伝統食を守るという目的もあり商品化した商品だそうです。
かんずりのお味は?
唐辛子を発酵させたかんずりは、見た感じとても辛そうですが、辛いのが苦手な私でも大丈夫です。
辛味調味料でも決して、激辛ではなく塩気、麹の甘み、ユズの香りが調和した「角」が取れた円い辛味です。
激辛好きには、物足りないかもしれません。そんな方は「かんずり 激辛」という商品もあります。
3年熟成したかんずりは、滑らかで、深みがある味なので何につけて食べても合うし飽きません。この旨味は、癖になります。
何にでも合う
かんずりは、そのまま使えるのが魅力的。とにかく、何にでも合うのです。
シンプルに白いご飯に乗せて食べても美味しいです。納豆も発酵食品同士相性がいい。
少し辛味が効いて、朝から食欲が出ます。
かんずりを添えてつけて食べると深い味わいが得られます。
もう、かんずり愛ですねえ。こんな風に塗ったくって食べるのもよい。
調味料としても使えるので、いつもの味にプラスすればまた違った味に出会えます。
こってりとした肉料理にも、とても相性がいいですよ。
マヨネーズに混ぜてもGOOD!
食卓に置いて味噌汁に入れたり、これからの季節、鍋料理に大根おろしに入れてもみじおろしにしたり、ポン酢に加えたり…。
冷奴、ラーメンの薬味、餃子、刺身、焼き物、煮物、野菜などもう幅広い料理に使うことが出来るのです。かんずりは、正に食卓に欠かせない万能調味料です。
欠点
何にも合い病みつきになるかんずりですが、欠点もあります。
地元以外の店頭では、なかなか買うことが出来ません。デパートなどの限られた店舗、催事や通販で購入しなくてはならず、値段も少し高めです。
もう少し手軽に買いことが出来れば言うことがないのですが。それが、唯一の欠点です。
しぼり菜リズム
3年間熟成、醗酵を繰り返して手間暇掛けて作られた香辛調味料の「かんずり」。
夏の食欲のないときやこれから冬の寒い日、このかんずりがあれば心強いです。
- サイト:(有)かんずり
- 新潟県妙高市西条437‐1
- 電話:0255-72-3813
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