父は、7度の熱が出て経鼻栄養で気持ちが悪くなり、それから絶食と点滴が続いています。
体調の変化で、寝たきりに
熱が出ると病院の方針でリハビリ、入浴も中断されて寝たきりになってしまいます。
現在は、平熱に戻りましたが経鼻栄養、口からの食事、リハビリはやっていません。
リハビリ病院と違い、病状が変化するなど何かあるとすぐに禁食やリハビリが中断されてしまうのです。
リハビリ病院だと平熱になるとすぐにリハビリが開始されますが、慢性期病棟では安静状態が続きます。
言語聴覚士がいない病院なので、熱が出れば「肺炎」を警戒して食べさせることを止めてしまうのです。
次の誤嚥性肺炎を起こさないためにも
父は、食べない、リハビリをしないなど寝たきり状態になっていますが、『朝日新聞(11月7日付)』に誤嚥性肺炎になっても体を動かしたり、食べ物を口から食べた方が、次の肺炎を招くリスクが少なくなるということが書かれていました。
記事によると、誤嚥性肺炎になり入院して3日以内に体を動かすリハビリを始めた人とそうでない人に比べて院内で死亡するリスクが30%近く低くなるそうです。
そのため、日中は、なるべく体を起こし立ったり歩いたりする訓練をした方がいいのです。
姿勢を小まめに変えることで、肺に溜まった痰が出やすくなり呼吸状態の改善につながると言います。
寝たきりになると、全身の筋肉が落ち体の抵抗力も落ちてしまい次の誤嚥性肺炎を招きやすくなります。
誤嚥性肺炎は、口から食べることを諦める理由にもなってしまいます。
また食べることで、食べ物が消化管を通りで胃機能の衰えを防ぐことが出来、免疫組織が刺激されて全身の免疫状態を維持出来ます。
腸内細菌が他の部位に移り、感染症を防ぐ効果も期待出来るのです。
経鼻栄養も食べ物が胃や腸を通るので、早く、点滴から経鼻栄養が出来るようになって欲しいです。
また、食べないでいると唾液が減って口の中の細菌が増え、「再発」のリスクが高まります。
誤嚥性肺炎を起こす人は全身状態が低くなっていることが多く、そのためにも全身の活動量を保ち、誤嚥しても肺炎にならないように「抵抗力」をつけておく必要があります。
肺炎になり、「禁食」にしてしまうと再発リスクが上がります。
なので、安全に注意してなるべく口から食事を摂るといいのです。
そして、食べられなくなっても、口の中をきれいに保つことが再発予防に重要で、本人も快適です。
しぼり菜リズム
父は、右額から頭にかけて「ヘルペス」が出て現在、抗ウイルス薬を投与しています。
ベット上でのマッサージが開始されましたが、食べることやベットから離れて車椅子に乗ったりすることが出来なくなりました。
経鼻栄養も出来ず、点滴で栄養を摂っています。熱が出るとすぐに禁食になってしまい、3時に食べていたゼリーやヨーグルトもしばらく食べていません。
食べる楽しみがなくなったのか、会話も不明瞭で新聞も読む元気もありません。