有楽町の交通会館にある『とんかつあけぼの』の「サービス定食」(一口ヒレカツ、エビフライ、アジフライまたはカニクリームコロッケ)が美味しかったので紹介します。
とんかつあけぼの
有楽町駅前にある「交通会館」の地下1Fは、昭和の匂いの残るなんとも懐かしい感じのするエリアです。
地方のアンテナショップに交じって庶民的な飲食店が沢山あります。中には、涸沢ヒュッテ東京事務所、ステッキ専門店、スッポンのお店など面白いお店もあります。
地下の飲食店の1つ『とんかつあけぼの』へ行きました。土曜日の11時半頃でしたが、すでに4、5人の行列が店の前に出来ています。
入口に丸椅子が2つほど置かれていますが、待っている人は何故か誰も座りません。10分ほど並んで、店内に入りました。
メニューは、外の壁に貼ってあるのであらかじめ決めておきます。オーダーは、行列の先頭になると取ってくれます。
「創業は、1962年ということで当時の雰囲気を残した「昭和」レトロなお店です。
店内は狭く、厨房を囲んだⅬ字カウンターに10つ程席があります。カウンターから厨房が見渡すことが出来、従業員がきびきびと動いています。
目の前では、トンカツの肉にパン粉をまぶして油で揚げています。かつを揚げる音が、食欲を誘います。
とんかつあけぼのは、トンカツ専門店です。ここの名物は「カツ丼」で雑誌などでよく取り上げられているようでその記事が壁に貼られています。
トンカツを中心にした揚げ物系(メンチカツ、串カツ、カキフライ、アジフライ、エビフライ、カニクリームコロッケなど)がメインですが、ハンバーグや焼き肉もあります。
私は揚げ物を何種類か食べたかったので、サービス定食のカニクリームコロッケ(1,000円)を注文しました。
ここの揚げ物メニューは、定食で1,000円後のものが多くお財布に優しいです。
サービス定食
席に座るとお水とお新香、ご飯に味噌汁が出てきます。
ご飯は、釜炊き(炊飯器じゃないのかな)、煮干し出汁の味噌汁と書いてあり期待出来そうです。
10分ほどで、主役の揚げ物の皿が登場。
サービス定食は、一口ヒレカツ、エビフライ、アジフライまたはカニクリームコロッケの、3種類のフライの盛り合わせです。私は、カニクリームコロッケを選びました。
このサービス定食は、一押しです。それは、このお店自慢の「ヒレカツ」が入っているからです。
ここのヒレカツは、脂身が少なく柔らかくて食べやすいです。衣もサクサクとして、美味しい。このヒレカツが、入っているだけでも食べる価値があります。
付け合わせのキャベツは手切りで、タルタルソースやドレッシングは手作りだそうです。
ヒレカツだけではなく、揚げたてのカニクームコロッケも中身がたくさん詰まっていてボリュームがあり美味しいです。
エビフライは、エビが大きく鮮度がいいのでプリプリとしています。
そして、コロッケとエビフライに掛かっているお手製のタルタルソースがしつこくなくよく合うのです。揚げ物は、どれも絶品で満足感が高いです。
店内
店内は、カウンター席だけなので回転が速く食べている間にもお客さんが入れ替わり立ち代わり出入りします。
若い人から年配者まで年齢層は、幅広いです。男性客の割合が多いですが、カップルや一人で入ってくる女性客もちらほらいます。
土曜日なので、昼の時間帯ですがにビールを注文している人も見かけました。
店員さんは、お客さんには必ず「お兄さん」「お姉さん」と声を掛けます。私もお姉さんと呼ばれ、悪い気はしませんでした。
客の目の前で揚げ物をしている「お兄さん」はよく喋る人で、常連客と絶えず会話をしていました。それでも、喋りながらも手はよく動いていました。
大きなご飯茶碗に盛られたご飯の量は多くて、頑張っても全部食べることが出来ずに残してしまいました。
並びの女性客は、ご飯を少なめに注文していたので私も少なくしてもらえばよかったです。
しぼり菜リズム
『とんかつあけぼの』の「サービス定食」の揚げ物3種は、ボリュームがありどれも絶品。
ワカメと豆腐の煮干し出汁の味噌汁は、火傷しそうなほど熱々。「釜炊き」というご飯も美味しく、これで1,000円とはコスパが良過ぎです。
何といっても1,000円で、「ヒレカツ」が食べられたのは得した気分です。
唯一欠点は、「行列店」であること。やはり安くて美味しいお店は、「行列」に並ぶことが必至なのですね。
また、カウンター席だけなのでゆったりと食事をすることが出来ないのが欠点かな。