父が昨年から入院しているので、今年の父の「確定申告」を初めてやりました。
毎年、父がやっていた確定申告をやってみて、父や母の知らなかったことが分かりました。
確定申告の書類で、色々なことがわかる
今回、父の確定申告に必要なものを母から預かり書類を作りました。
確定申告で預かったものは、生命保険料控除のはがき、損害保険料控除の書類、夫婦の年金通知書、源泉徴収票、医療費の領収書、介護保険サービスの領収書などです。
父の確定申告に必要なはがきや書類を母に探してもらい預かりました。父は、几帳面なので医療費の領収書や申告に必要な書類をきちんとまとめていたので、母は父がいなくてもすぐに分かりました。
書類探しから始めなくてはならないかと思っていたので、私も助かりました。医療費の領収書は、全部取ってあり、月ごとにまとめてありました。
母から預かったはがきや書類で、父や母の入っている生命保険や損害保険を改めて知りました。
以前、母から台風で、壊れた屋根を直したときに損害保険を使ったという話は聞いたことがありました。でも、このときはどこの会社のどんな保険か興味がなく、話半分で聞いていました。
自分で、申告をやってみてどんな会社のどんな保険に入っているか初めて分かりました。生命保険も同じです。
父や母の年金収入の額も初めて、分かりました。医療費控除の申告では、父や母が掛かっている病院や薬局も知ることが出来ました。
父が使っている介護保険サービスも分かり、介護保険負担割合もこのとき、初めて知ったのです。後期高齢者医療保険料の金額(結構高い)や介護保険料の額も分かました。
「お金」の話などもしやすくなった

「お金」に関することは、案外実の親子でも聞きにくいです。例えば、年金をいくらもらっているかなどです。
年金収入など、母に聞けば教えてくれると思いますが、改まっては聞きにくいです。こちらが、遠慮しているだけかもしれませんが。
実際に聞いても母は、通帳を見ないと分からないと細かい金額を知りませんでした。今回、父と母の年金の収入も分かりお互い「お金」関する話もしやすくなりました。
医療費の領収書では、どんな病院にどのくらいの頻度で行っているかが分かります。両親がどんな病気で、通院しているのかをこれで、知ることが出来ます。
母が、昨年、整形外科に行っていたので訊ねると坐骨神経痛になったようでした。
お尻が、痛くて体操やカラオケも休んでいたのです。家の掃除もしばらく、出来なったそうです。母は、心配すると思いそのときは、私に言わなかったそうです。
父の確定申告ををしなければ、このことは知らないままでした。このように初めて知ることもあり、両親の生活状況を確定申告をすることで、垣間見ることが出来ました。
今回、確定申告をすることで、「お金」に関する話が以前よりしやすくなり父の今後の見通しも立てやすくなりました。
結局、確定申告は、しなかったけれど
結局、計算してみると確定申告をすると税金を徴収されることが分かり申告はしませんでした。年金収入が400万円以内の人は、確定申告はしなくてもいいのです。
ただし、父とは逆に還付で税金が戻る場合は、確定申告をした方がいいです。
確定申告は、「所得税」の申告です。このように所得税の確定申告はしませんでしたが、「住民税」の申告はしました。
住民税は、これから課税されるので、医療費控除、生命保険料控除、損害保険料控除、配偶者控除、社会保険料控除があったので住民税の金額が安くなるからです。
扶養控除等申告書のこともたまたま預かった書類の中にあり、父の場合きちんと提出していることが分かりました。
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私は、実家から離れて暮らしているので、親の状況を全て知っている訳ではありません。同居していても、知らないことは、案外多いと思います。
でも、今回父の確定申告をすることで、離れて暮らす親の状況を少しでも知ることが出来たのです。
しぼり菜リズム

父の「確定申告」を機に親子でも遠慮しがちな話が、出来ようになりました。一番は「お金」に関することですね。
父の入院費用やこれから掛かる介護費用など「お金」に関すること抜きでは、話は進みません。
そして、生命保険や損害保険も親がどんな保険に入っているのか分かれば、いざというときに何かあっても対処しやすいです。
そう、両親とも高齢で、いつ何があってもおかしくありません。少しでも親のことを知っていれば、いざといういときに対処しやすいのです。