この冬は、とにかく寒かっ~た!寒い冬に暖かい部屋で、食べて、心がほくほくと温まった「和菓子」を紹介します。
インパクト大!あまたまかりん
「あまたまかりん」は、埼玉県川越市『亀屋紋蔵』のお菓子です。
NHK朝のドラマ『つばさ』の「甘玉」をイメージしたネーミングなのでしょう。
かりんとう饅頭なのだけど、餡が川越の名産「芋」を使っています。
芋餡をこし餡で包み、竹炭と金胡麻を練り込んだ生地で包んで香ばしく揚げてあります。
三角形の赤い和紙を開くと生地には「竹炭」が練り込まれているので、見た目は真っ黒でインパクト大のお饅頭がお目見えします。
2つに割ってみると真っ黒な皮、黒いこし餡、白い餡と3層になっています。
黒い皮がカリッとして、黒糖の焦がし蜜がとても香ばしいです。
蒸した饅頭と違い皮のサクサク感と中の胡麻風味の餡のしっとり感が、マッチしています。
賞味期限は、製造日から6日です。時間が経ってしまうとこのサクッとした感触がなくなるので、トースターで温めるとカリッとした皮が復活します。
冷蔵庫で、冷やすとしっとり冷たい感触になるようです。
普通の薄皮饅頭では物足りない、和菓子はあっさりし過ぎているという人、あまたまかりんは揚げてあって餡もコクがあるので、十分満足出来ます。
かといって、決してしつこい味ではありません。
川越の観光施設『小江戸蔵里(こえどくらり)』で販売しています。
通販でも購入出来ます。
【小江戸蔵里】
- 〒350-0043埼玉県川越市新富町1-10-1
- TEL 049-228-0855
- ネットショップ こちら
ママの味、ままどおる
甘さも控えめで、みるく風味の優しいお菓子です。
これも白餡を使っているので、和菓子になるのかな。お茶のにもコーヒーにもよく合うのです。
福島県郡山市にある、『三万石』の看板商品で、「ままどおる」の発売は1967年です。
ずっと変わらない味わいのままどおるは、長く愛され続けているお菓子なのでしょう。
福島の親せきからよく頂き、地元でも愛されている定番のお菓子のようです。
バターの風味の生地も柔らかくて、白餡を優しく包んでいます。
ままどおるは、風邪を引いて体調が整わないときに無性に食べたくなるお菓子です。
子どもの頃、風邪を引いたり病気で寝込んだときにりんごをすってくれたり、みかんの缶詰を食べさせてくれたり、母が特別に用意してくれたものってありますよね。
子どもの頃にままどおるを食べた訳ではないのですが、ままどおるもそんなものを連想してしまうのです。
ままどおるとは、スペイン語で「お乳を飲む人々」のという意味で、赤ちゃんをイメージします。
黄色い包み紙の赤ちゃんを抱くお母さんのイラスト、みるく風味の乳臭さ、ふんわりとした生地、甘さ控えめの白餡がネーミングとともに何故か「ままの味」、母の優しさを連想させるのだと思います。
【仙台駅倉庫出荷】【常温商品】三万石ままどおる 12個入【楽ギフ_のし】[東北 お土産 みやげ 東北みやげ][お菓子 スイーツ グルメ おとりよせ お取り寄せ][ ギフト お年賀 お中元 お歳暮]
【三万石本店】
- 〒963-8002 福島県郡山市駅前2-2-13
- TEL 024-932-1661
- サイト こちら
しぼり菜リズム
斬新な「あまたまかりん」とノスタルジックな「ままどおる」
ちょっと対照的な和菓子です。
独断と偏見で、元気で活力があるときに食べたいのがあまたまかりんで、いまいち元気が出ないときに食べたくなるのがままどおるです。
川越と福島の銘菓。
どちらもこの冬食べた心も、ほっこりとしたいちおしの銘菓です。