同じ治療をしたのにどうして金額が、違うのか?医療費の「領収書」からわかること。

医療費 明細書

病気や怪我で医療機関を受診すると医療費が掛かります。医療費を支払うと「領収書」を発行してくれます。

医療機関は、医療費の領収書を発行することが義務付けられています。この領収書を見れば自分が掛かった医療費の内訳がわかります。

この領収書は、普段はあまりよく見ないのですが確定申告で、山のような領収書(我が家は、夫婦で年10万円を超える医療費)を並べてみると同じ治療をしたのに金額が違う。

同じ薬を同じ量を調剤してもらったのに金額が違うなど、よく分からないことがあります。

内訳の「医学管理料」や「薬学管理料」が、前回と違うことがあるのですね。

何故、同じ治療法や同じ処方の薬代が違うのか、医学管理料、薬学管理料って何なのなど、領収書から見える「医療費」を書いてみました。

「領収証」よりも更に詳しい内容は、医療費の「明細書」があります。今回は、領収書で分かる医療費を中心に書きました。

医療費の仕組み

日本では健康保険が適用されている保険診療の値段は、全国同じ価格にしています。この保険診療の価格は、「診療報酬」と呼ばれ、どこの医療機関でも同じ価格で医療を受けられます。

診療報酬は、医科、歯科、調剤に分類されそれぞれの診療行為が点数で表示されます。

初診料270点、処方箋料68点、静脈注射30点など、それぞれ決められています。

この点数表に従って、検査、手術などの点数を足していき、合計した点数1点あたり10円を掛けたものの1割や3割が支払う医療費になります。

医療費

医療費は、「基本診療料」「特掲(とっけい)診療料」「加算」の組み合わせで構成されています。領収書を見るとそれぞれの内訳が書かれています。

基本診療料

基本診療料は、通院のときは、初診料、再診料、入院のときは、入院基本料です。

初診料、再診料には問診、触診、聴診器を使った簡単な検査が含まれています。入院基本料は、療養中に必要なベット、寝具などを利用する料金が含まれています。

通院の場合の再診料は、診療所、(ベット数)200床以内の一般病棟と200床以上の外来診療所で違ってきます。休日や夜間などの受診では、初診料、再診料も高くなります。

入院基本料は、病床の種類、看護師の数、入院期間などによって異なります。

特掲(とっけい)診療料

それぞれの病気に合わせて行われる検査、注射、処置、手術など使った分だけ掛かるのが「特掲診察料」です。

その他、投薬、注射、リハビリ、画像診断、在宅医療、放射線治療、医学管理、病理診断、精神科専門療法などが特掲診察料になります。

基本診療料は、病院によって違うことがありますが、特掲診療料は同じ病気でも、治療方針を決めるのは医師なので、医師によって違ってくることがあります。

例えば我が家の場合、夫婦で同じ「変形性膝関節症」になりましたが、主人はヒアルロン注射による治療。私は、湿布と鎮痛剤の処方とそれぞれの症状にあった治療が行われたので、医療費も違います。

加算

時間外診療や休日診療等、6歳未満の初診や再診には、加算が加わります。

以前、主人が家で熱中症になりお盆で、近くの診療所が全て休みだったので、大病院に行き点滴を受けました。そのときに、初診料とは別にの選定療養費として、全額自己負担の5,400円を支払いました。

紹介状なしで大病院(200床以上)を受診するとこのような特別な割り増し料金が加算されるのです。

救急や重篤な患者を優先する病院なので、差別化しないと緊急性のない患者も来てしまうという病院側の事情もあるようです。まずは、「かかりつけ医」や近所の診療所へ行きましょう。

「右腕が痛い」私の医療費の内訳は

整形外科 明細

基本診療料と特掲診療料の項目は、医療機関を受診した際にもらう領収書にはそれぞれの項目が記載されています。

例えばこれは、右腕を上げると痛みがあったので、私が10月に整形外科を受診したときの医療費の領収書です。

右腕1枚、首1枚、骨密度のレントゲンを撮って、その後、腕に電気を当てて(30分)、医師からの説明、湿布、鎮痛剤の処方をしてもらいました。腕が痛いのに首や腰椎のレントゲンまで撮るのですね。

初診料282点、医学管理等130点、画像診断497点、処方箋料71点、検査450点合計14,300円(本人負担4,290円)と領収書に記載されています。

医学管理等130点

「医学管理料」は、患者に病気の説明をしたり、服薬等の注意点について指導をしたりすることに対して掛かります。

医学管理料は、月に1回しか算定出来ないので、同じ月に何度か受診した場合は、医療費が医学管理料が掛かる高い日もあれば、掛からない安い日もあります。

風邪をひいたなど1回のみの受診では取られませんが、慢性的な病気や重篤なものだと、医学管理料がとられる可能性が高いです。

私の管理料130点は、 腕の痛みだったので「慢性疼痛(まんせいとうつう)疾患管理料」として算定されています。

痛みのあるところ(腕)に電気を当てたので、消炎鎮痛処置として35点が管理料に含まれています。

画像診断497点

 DEXA法による腰椎撮影270点、首85点、腕85点の単純撮影、電子画像管理加算57点

だと合計が、合います。

処方箋料71点

保険薬局において調剤を受けるために処方箋を交付した場合に掛かるものです。

処方せん料68点、一般名処方加算3点

「一般名処方加算」は、ジェネリック医薬品がある薬を薬の商品名(ロキソニン)に代えて有効成分の名前(ロキソプロフェンナトリウム)で2つ処方したので、3点が加算されたものです。

これにより、薬局でジェネリック医薬品を選ぶことが出来るので、薬代を安くすることが出来ます。

このときは、結局原因が分からず終い。このときに電気を当てる治療をしただけですが、いつの間にか腕の痛みはなくなりました。

医療費明細書

まとめ

医療費の領収書を見ると、自分が掛かった医療費の内容が分かります。

医療費は、「領収書」を必ず発行してくれるので、医療の内容や何にどのくらい掛かっているのかなど確認しておくといいでしょう。

保険診療の価格は、全国一律ですが、主人のように「紹介状」なしで大病院に行き、5000円も余分に取られるということがないように、同じ治療法でも受診する医療機関の規模や受診した時間などで変わることがあるということも頭に入れておきます。

 

ABOUTこの記事をかいた人

2017年現在57才 50代になって体に色々な変化が起きました。 アレルギー、腰痛、変形性膝関節症、脂漏性皮膚炎、手湿疹、眼精疲労、胃腸の不快感、開帳足等々一気に吹き出しました。 このほかに病気以前、未病のものもあるので 自分の体を見つめ直した生活を考えています。 健康、医療、病気、楽しいことも含めた日常生活を綴っていきたいと思います。 認定医療コーディネーター、ホームヘルパー びわの葉療法インストラクターの資格保有