医療被ばくをたくさんしている私が、医療被ばくについて知ってもらいたいこと

レントゲン撮影

反原発を訴え続けた核科学者、故高木仁三郎氏が創設した組織、高木学校の著書『レントゲン、CT検査 医療被ばくのリスク』髙木学校編著(ちくま文庫)を参考にしています。

日本の医療現場は、放射線をばんばん使う

今、日本の医療現場での検査による医療被ばくが増えています。病気や怪我、検診にX線CT検査などの放射線検査は、欠かせません。

X線やCT検査の被ばく量は、高木学校こちらのサイトで参考にするといいでしょう。

私は今年に入って、放射線検査を11回もしています。

歯科、マンモグラフィーを区の健診と精密検査(うまく撮れずに撮り直し1回)、胸部X線、胸部再検査CT。右腕が痛くて、整形外科で右肩(撮り直し1回)、首、大腿骨、腰椎のX線を撮りました。

整形外科では、「レントゲンを撮りますね」と検査室に入ったら、首、腕と骨密度の腰椎と大腿骨のX線を撮られました。首と骨密度は、医師からの説明はなく、技師に初めて聞かされました。

昨年、開張足で、親指の付け根が痛かったときは、問診前にまずレントゲン撮影をしました。医師から何の検査をするのかという説明がなかったのです。

過去に大腸内視鏡検査の途中で、内視鏡がうまくいかず、被ばく量の多い注腸検査に切り替えられたことがあります。

途中で、切り替えていいのかという説明があったのかと想像しますが、検査の途中で、意識が朦朧としていて判断力がないままの生返事だったと思います。

以前、頭をぶつけて流血したときも、真っ先にCTを撮りました。

先日、父の脳腫瘍の検査では、まず、頭のCTと胸のX線を撮りました。その後、MRIと造影剤を注射してCTを撮りました。

私の場合、うまく撮ることが出来ず、撮り直しというのが今年、2回ありました。肺の精密検査(二次検査)では、低線量のCTを希望しましたが、線量が高い方が精密だと言われそちらにしました。

日本の診療機関は、こんな感じで放射線を使った検査をばんばんやるのです。日本は、世界でも突出して、X線やCT検査をするそうです。

健康診断では、無制限の被ばく量

病気や怪我で、X線やCT検査を行うと同時に健康診断でも放射線検査を行います。私は、今までどの位受けたかわからないほどの検診をしています。

就職時の胸部X線。就職してからは、職場検診で胸部X線を毎年撮っていたと思います。30代位からやはり職場検診で、胃のバリウム検査を毎年していました。

当時は、内視鏡検査が一般的ではなく、胃の検査といえばバリウム検査でした。このバリウム検査は、長い時間かけて撮影するので、1回の被ばく量は多く3.1ミリシーベルトくらいになります。

40代の頃バリウム検査で胃潰瘍が見つかって、以降内視鏡検査に切り替えました。それがなければ、ずっとバリウム検査を受けていたと思います。

マンモグラフィーも40代から毎年受けています。乳房は、放射線を浴びることにより、がんを誘発しやすい組織だそうです。

腰椎、大腿骨の骨密度も4~5年に1度、歯科でも何回か放射線検査をしています。私のように検診で、毎年何らかの放射線検査をしているという人も多いと思います。

医療被ばく線量については、限度がないのでいくらでも健康診断で、放射線検査を受けることが出来るのです。

CT検査、PET検査は、線量が多い

CT検査は、特に線量が高く、X線の約150倍で数回受けると職業被曝の限度も軽く超えてしまいます。

単純撮影より鮮明に撮れる、短時間で、手軽。患者に痛みもなく事故も少ないので、「とりあえずCT」と積極的にCTを使う医療機関が多いのです。

CTの保有台数も日本が多く、設備投資に資金が掛かるので、それを回収しようと頻繁に使います。早期に全身のがんが、見されるというPET検査も線量が高いです。

PET検査を取り入れた旅行会社のツアーなどありますが、健康で何の症状もない人が受けるのは、著書によると有害無益だといいます。

CT検査、PET検査は、線量が多いので病気発見ためのベネフィットと被ばくするリスクを天秤に掛け、検査を行うのか考えたほうがいいと思います。

放射線のリスク

放射線のリスクは、がんや心疾患、脳溢血、消化器疾患、呼吸器疾患など線量に比例して増加します。

放射線の少ない線量の影響は、晩発障害といって、被ばくしてから数十年後など遅くなってから現れるので、因果関係の証明が難しくなります。

放射線のリスクは、年数を経てなくなるものではなく、体内に蓄積されます。1回1回は、少なくても何回も受ければ蓄積されて、累計は多くなるので、放射線のリスクが高くなります。

自分で、身を守るために

被ばくのリスクを知るために、医療被ばくを計測し、記録して線量を把握することだといいます。

職業で、放射線を取り扱う人が、線量計をつけて被ばくの総量を把握することが義務づけられているのと同じ考え方です。

放射線のリスクは、個々の体内に蓄積されるので、生涯どのくらい浴びたかの合計を知ることで、リスクを知ることが出来ます。

自分で、記録しておかなければ被ばく線量の総量を知るすべがないのです。記録することで、将来役立つかもしれないのです。

高木学校のWEBショップで、「医療被ばく記録手帳」を販売しています。私も自分の線量を記録するために、作ってみましたので、参考にどうぞ。

PDF被ばく記録

私は、ざっと計算してみても累積線量は、50ミリシーベルトを超えています。昔から検診を受けているので、もっと被ばくしているかもしれません。

医療被ばくを少なくするためには検査の回数と、検査1回あたりの総量を減らすことです。検査をする医師の判断で、同じ検査でも病院によって10倍も線量が違うこともあるそうです。

被ばく低減のためには、資金や労力が掛かるので、医療機関ではなかなか広まらないのですが、横浜労災病院やその他の被ばく低減に努めている施設があるので、参考にされるといいでしょう。

全国の被ばく低減施設一覧は、こちら

また、ドクターショッピングなどで、重複する放射線検査を避けるべきです。

検診は、毎年、同じ病院や検査機関で受けると過去の画像やデーターがあり、それと比べることが出来るから、新たに検査をしないこともあるのでいいと知人の医師はいいます。

自分で、自分の身を守ることしか出来ないので、無用な被ばくは、極力避けることなのです。

医療被ばく

まとめ

無用な医療被ばくをしないために、医療被ばくは必ずリスクが伴うこと、1回1回は僅かでも被ばくの害は、蓄積することを知ることです。

現状では自分で、身を守ることしかなく、被ばくの線量を記録しておくことをお勧めします。

最後に『レントゲン、CT検査 医療被ばくのリスク』からの抜粋です。

  1. 今、放射線検査をする必要があるか。
  2. 同じ放射線検査を以前にしたかどうか。
  3. していれば、以前の検査結果を使えないか。
  4. 放射線を使わないもっと良い方法はないか。
  5. 放射線検査の中でもっと良い検査方法はないか。

 

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2017年現在57才 50代になって体に色々な変化が起きました。 アレルギー、腰痛、変形性膝関節症、脂漏性皮膚炎、手湿疹、眼精疲労、胃腸の不快感、開帳足等々一気に吹き出しました。 このほかに病気以前、未病のものもあるので 自分の体を見つめ直した生活を考えています。 健康、医療、病気、楽しいことも含めた日常生活を綴っていきたいと思います。 認定医療コーディネーター、ホームヘルパー びわの葉療法インストラクターの資格保有