自分が、がんになった場合のことを考えてみよう「告知~再発」編

稲穂

がんは、身近な病

二人に一人は、がんになります。がんは、他人事ではありません。がんは、100%予防不可能な病気です。

私の両親も父(胃がん、大腸がん)、母(乳がん)がんになりました。両親ががんになる前は、家族や自分はがんにならないと漠然と思っていました。

身近な家族が、がんになってからは、がんは、他人事とは思えなくなりました。そんな身近な病であるがんについて、日頃から興味を持ち、自分や家族ががんになったらどうしたいかということを考えておくといいと思います。

余命半年、僕はこうして乗り越えた-がんの外科医が一晩でがん患者になってからしたこと-』を書いた医師でありがん患者の西村元一医師が、両方の目線で本書に書いたものを参考にして、がんになった場合の心得などまとめてみました。

・がんについては、新聞やテレビ、ネットなどで取り上げられることが多いです。有名人もがんを公表される方も多くなりました。一般的ながんの知識など興味を持って目を通しておくといいでしょう。

がん検診人間ドックを受けましょう。早期発見には、検診が欠かせません。私は、毎年自分の誕生前後に検診を受けます。

病気が見つからなくても、自分の健康状態がわかるので気を付けるべきこともわかります。検診やドックは、決して、時間やお金の無駄になるとは思いません。

・予防も含めて、自分の体のことを相談できる、かかりつけ医を持つと何あったときに助かると思います。がんなど大きな病気の早期発見にもつながります。私は、かかりつけ医がいないので、探そうと思っています。

・がん治療には、お金が掛かります。経済的な余裕があれば、がん保険に入っておくといいと思います。

がんと診断されたら

・告知を受けると頭が、パニックになってしまうこともあるので、一人で受けずに必ず家族や信頼のおける知人と一緒に受けるといいと思います。

「がん告知=死」を考えてしまいますが、がんと診断されたからと全てが死に至る訳ではありません。がんの病気の進み具合、進行度などで異なります。

自分が、治る可能性はあるのか、ないのか、どの段階か、どのような治療方針であるのかをしっかり確認しましょう。治る可能性によって、その後の人生の目的が変わります。

治らない状態でも、心筋梗塞、脳出血など急性的な疾患と異なり、時間的な余裕があります。

・自分の病気で、分からないことがあればきちんと質問しましょう。何も質問しなければ、理解したと判断されてしまいます。そのとき出来なった場合は、一旦持ち帰って相談することも可能です。

・治療に伴い、仕事を休んだり、色々なことをキャンセルする必要があると思います。そのためにも家族や知人、職場など誰にどこまで、自分の病状(がんである、進行がんなど)を伝えるかをよく考えて実行する必要があります。

・がんの治療に関してネットやマスコミ等、玉石混交な情報が氾濫しています。特にがんと診断されると小さな記事でも目につくようになります。病院やネット等で正しい情報を得るように努めましょう。

・がん治療についての意思決定の支援や精神的なサポートなど行う専門職、医療コーディネーターを利用するという手もあります。

私の母が、乳がんになったときに東京と岩手に離れて暮らしていたので、告知のときも母の側にいてあげることが出来ませんでした。

近くで、寄り添うことが出来なったので、罪滅ぼしにとネットや本で、調べた情報をやみくもにFAXで送っていました。

高額なサプリにも手を出してしまいました。すがるような気持ちで、少しでもがんにいいという情報を鵜呑みにしていたのですね。

日頃から、家族や自分ががんになったということを考えていれば、もう少し冷静になれたと思います。

治療方針の決定

インフォームド・コンセントによる治療方針をしっかり確認しましょう。

インフォームド・コンセントは、治療の内容についてよく説明を受け、十分理解した上で自分の意思に基づいて医師と治療方針を同意することです。わからないことは、とことん確認してからサインしましょう。

セカンドオピニオンは、患者の権利です。セカンドオピニオンは、他の医師にも意見を聞いて、より納得のいく治療を選択することです。希望する場合は、担当医に伝えましょう。

・治療をどこで受けるかを家族やかかりつけ医に相談して、決めましょう。

治療を受ける前に、やるべきこと

・治療方針が決まったら、治療期間、内容を再度確認しましょう。場合によっては、担当医だけではなく、受け持ちの看護師や薬剤師にも話を聞くといいです。

・病院にあるがん相談支援センターなど、各種手続きをどこですればいいのか確認しましょう。

・医療保険、健康保険の傷病手当金、障害年金、高額療養費など給付金の手続きには時間が掛かることがあるので、お金の問題は早めに相談しましょう。

・保険の付帯事項にがんに関することが結構記載してありますので、しっかり確認しましょう。

自分が入っている保険の保障内容など日頃から目を通しておくといいでしょう。私も家族にどんな保険に加入しているか伝えています。

公的なものを含め、給付金にはどんなものがあるのか、自分は何が、該当するのかなどシュミレーションすると生活設計を考える上でいいと思います。

・早期がんであっても検査や治療にリスクを伴うことがあります。念のため、もしもの場合に備えておきましょう。

検査、治療中の注意

・検査、治療を受ける前に何のための検査なのか、手術内容、リスク、回復までの時間、合併症、術後の注意、抗がん剤放射線治療の内容、スケジュール、副作用とその対策、生活上の注意などしっかりと説明を受けましょう。

・治療中の疑問は、その都度質問しましょう。

・治療のスケジュールは、生活の上で重要ですので、しっかり確認しましょう。

・治療中は、日常生活に制限があるので、行ってはいけないことなどしっかりと覚えておきましょう。

・治療中は、外から代替医療などの話が入ってきます。受けようと思うときは、体に不利益を被る場合があるので、主治医に相談しましょう。

些細な体調の変化でも、大きな症状の前触れかもしれません。気後れせずスタッフに伝えましょう。そのためには、日頃から挨拶などコミュニケーションを取ることを心掛けるといいと思います。

退院してから

・退院前の説明も家族や信頼のおける知人などに同席してもらいましょう。

・退院してからの食事や活動、すぐにしていいことやだめなこと。注意する期間

・どのような症状に気を付けるべきか

・定期検査とその期間

・自宅で何かあったとき、どこへ連絡したらいいのかを確認しておきましょう。

患者会がんサロンなどが整備されてきています。ネットなどで、調べて確認しておきましょう。院内にもあるのか確認しましょう。

・同じ病気や病状を体験した方の話を聞くことも有効です。患者会などで、交流を図ることで心の支えになるかもしれません。

再発したとき

再発の治療は、基本的には、初発と同じことの繰り返しになります。

・再発時の治療方針は、施設、医師によって異なる場合が初回よりも多くなります。セカンドオピニオンは、患者の権利なので選択肢に入れてみることをお勧めします。

「再発=死」とは限りません。抗がん剤治療も原則的に1種類で終わりではなく、2番目、3番目と続きます。

ただし完治の可能性は、低くなりますので、今後、いかにがんと付き合うかが人生の目的となります。

・症状は、早め、早めの対策が有効な場合があるので、体に変化が現れたら早めに伝えましょう。

猫

まとめ

いつか自分は、がんになるかもしれない。なったときにはということを日頃から考えていればがんになってしまっても動揺は、少ないと思います。

まったく、念頭にないよりは、冷静になって病気を受け入れことが出来、治療に専念出来ます。がん医療は、日進月歩です。10年前には命を落としたがんでも、今では助かるものもあります。

現在、治療が不可能ながんでも数年後には、治るようになるかもしれません。自分だけは、がんにならない、自分には関係ないと思わず、日頃からがんについてアンテナを立てて、がんについて考えておくことが必要だと思います。

 

ABOUTこの記事をかいた人

2017年現在57才 50代になって体に色々な変化が起きました。 アレルギー、腰痛、変形性膝関節症、脂漏性皮膚炎、手湿疹、眼精疲労、胃腸の不快感、開帳足等々一気に吹き出しました。 このほかに病気以前、未病のものもあるので 自分の体を見つめ直した生活を考えています。 健康、医療、病気、楽しいことも含めた日常生活を綴っていきたいと思います。 認定医療コーディネーター、ホームヘルパー びわの葉療法インストラクターの資格保有