スイカと汗疹の季節がやって来る
これから暑くなりますが、35度近くなると必ず欲するものと出来るものがあります。
欲するものは、スイカで、気温が30度を超えると食べたくなります。出来るものは、汗疹(あせも)です。
ともに30度を超えると食べたくなったり、プツプツと赤く出来るのですが、少し涼しくなるとその存在を忘れてしまいます。
気温が、30度を切ると汗疹は、スーッと引いてしまいます。
スイカは、体の水分を補給、体を内側から冷やしてくれる有難いものですが汗疹は、痒くて不快です。
汗疹は、私の場合、出来る場所が決まっていて「首筋」と「肘の内側」に赤いプツプツが出来ます。
35度くらいまで気温が上昇すると、じっとしていてもジワジワと汗をかき、肘の内側、膝の内側など汗が溜まっていることがあり、そこに汗疹が出来ます。
汗が溜まり、汗が乾きにくい部分に出来やすいのです。
汗疹が出来るのは、大量に汗をかいたときに、汗が皮膚の中にたまって漏れて炎症を起こしてしまうことが原因です。
汗疹は、赤ちゃんや幼児が出来るものと思っていると思われますが、大人でも出来るのです。
私は、子どもの頃から50年以上の長い付き合いで、首筋と肘の内側の汗疹に悩まされています。
寝ている間や無意識にかき壊してしてしまうこともあり朝起きたら、真っ赤になっていることもありました。
汗疹の対処法
桃の葉を湯船に入れる
日本では夏を快適に乗り切るため、土用丑の日に桃の葉を使った「桃葉湯」に入る風習があります。
桃の葉には、消炎作用や肌を引き締める収れん作用のある「タンニン」が含まれています。
そのため、桃湯では日焼けや、湿疹、汗疹、虫刺されなどの肌トラブルに効果があると言われてきました。
子どもの頃は、汗疹が酷い私のために母が、乾燥した桃の葉をよく湯船に入れてくれました。
肌が乾燥していると毛穴が開き、毛穴に老廃物が溜まり汗をかくと細菌が繁殖して汗疹が出来ます。
桃の葉は保湿作用もあるので、肌もしっとりとし、老廃物も排出されるので汗をかいても細菌の繁殖を防ぎます。
どちらかというと汗疹の予防に桃の葉を入れていたようですが今では、懐かしい思い出です。
ベビーパウダーをつける
炎症を鎮める「ステロイド外用剤」は、使わないようにしています。
皮膚科に行くとステロイドを処方されるので、自分で「ベビーパウダー」を購入します。
昔は、「天花粉」といって夏になると母が風呂上りに私の全身にはたいてくれ、パフの柔らかな心地と付つけた後のサラサラ感が好きでした。
母は必要以上につけるので体中が、白い粉で真っ白になりました。
子どもの頃は、肘の内側まで黒く日焼けしていました。
そこにパウダーをつけると肘の内側の皺に白い粉が残って、黒い肌に白いラインが目立っていました。
ベビーパウダーは、今でも購入して汗疹のある首筋や肘の内側につけます。
白くなるので、お風呂上りや寝る前につけます。
これをつけると、痒みが治まります。
桃の葉のローションなど使ってみたけれどベビーパウダーが私は、一番効くような気がします。
ネットなどで見ると、ベビーパウダーをフェイスパウダー代わり使っている人が結構多いようで、ファンデーションより肌に優しいので私も使ってみようかと思います。
涼しくする
エアコンを掛けて涼しくすると汗疹の症状は治らないのですが、痒みだけは収まります。
でも、エアコンを消したり、暑い場所に行くとまた痒くなってしまいます。
ここ数年は、防犯のため窓を開けて寝ることが出来ないので、エアコンを一晩中掛けて寝ているので夜中に痒くて掻きむしることはなくなりました。
冷え性が酷かった頃、エアコンが苦手で暑い中無理して寝ていたので、寝汗で汗疹が悪化してしまいました。
エアコンで、体が冷えないよう長袖、長ズボンのパジャマに腹巻をして、28度の設定にしてエアコンを掛けて寝るようにしています。
エアコンの28度の設定温度は、同じ部屋で寝ている主人には暑いようですが。
吸湿、速乾性のインナーをつける
胸も汗をかくので、汗でブラ(ジャー)まわりが炎症を起こすことがあり、胸周りも汗疹の要注意ゾーンです。
ブラジャーやシャツ、お尻に見も汗をかくのでパンツも汗対策、汗疹予防に吸湿、速乾性のものを使用しています。
私がよく着ているのが、ユニクロの『エアリズム」です。
特に気に入っているエアリズムのブラキャミソールは、ブラとキャミソールが一緒になっているので、上に別のインナーを着なくていいので夏は、何年もこれで過ごしています。
今では、吸湿、速乾性のインナーが充実して安く購入出来ますが、一昔前は「登山用」の速乾性下着くらいしかありませんでした。
機能重視で、デザインも可愛いものもなく、登山用具の店で購入するので値段も高かったです。
山で汗をかいてそのままにすると冷えてしまい、体温を奪い重大な事故につながるため速乾性のインナーは、必需品で購入していたので、それを夏になると普段着としてつけていました。
汗疹予報、猛暑日は、注意
梅雨が明ければ、スイカと汗疹のシーズンの到来です。
昨年は、気温35度を超える東京での猛暑日は、3日。気温30度を超える真夏日は、38日、最低気温25度以上の熱帯夜は8回でした。
特に「猛暑日」と「熱帯夜」は要注意で、必ず汗疹が出ます。
私の場合、気温と汗疹は連動しているので、今年も暑くなりそうな日は、ベビーパウダーを予めつけて、一人でいるときは、使わず扇風機を掛けていますが、無理をしないでエアコンを掛けようと思います。