夏は、ゴーヤチャンプルが食べたい
夏になると食べたくるなるのがゴーヤチャンプルです。ゴーヤが、1本100円代(限りなく100円に近い)になると購入します。
ゴーヤ料理は、肉詰め、湯がいてツナとサラダにしたり作ってみたけれどやはりチャンプルが美味しいです。
ゴーヤチャンプルは、沖縄伝統の料理で大人になってから初めて食べました。
沖縄が舞台のNHKドラマの『ちゅらさん』で、ゴーヤが世に広まりましたが、それまではゴーヤが珍しく、一般のスーパーや八百屋には売ってなかったです。私もその頃からゴーヤ料理を作るようになりました。
ゴーヤの栽培も沖縄や気候の温暖な地域でしか出来ないのかと思っていたのですが、私が住んでいた岩手でも栽培出来て、夏になるとご近所さんからよく採りたてのゴーヤを頂きました。
東日本大震災以降は、節電が叫ばれ家庭でも比較的栽培しやすいため「緑のカーテン」として栽培する人が増えました。義母も毎年「緑のカーテン」を作り、収穫したゴーヤを持って来てくれました。
ゴーヤチャンプルの栄養
私は、色々な材料を入れますが、ゴーヤチャンプルは、1つの料理に肉や卵、ハム、ちくわなどの動物性たんぱく質、豆腐の植物性たんぱく質、野菜のビタミンなどが含まれた栄養価の高い料理です。
また、ゴーヤチャンプルは、海のもの(ちくわ、昆布だし、鰹節)と陸のもの(豆腐、肉、卵、野菜)が出会い、足りないものを補い、それぞれの持ち味を生かしながら栄養のバランス面でも三ツ星となる一品なのです。
ゴーヤチャンプルの栄養は
私の作る材料での栄養素は
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です。
ゴーヤ独特の栄養
ゴーヤの独特な苦みは、「モモルデシン」という食品としてはゴーヤーからはじめて発見された栄養成分です。
このモモルデシンが胃の動きを活発にして 食欲を促進するので、暑い夏にはうってつけの料理なのです。
でもゴーヤの独特な苦みが苦手の方は、ゴーヤを切って塩もみして絞って水気を切ってから調理すると苦みが和らぎ食べやすくなります。私は、ゴーヤの苦みも好きなのでこのまま調理します。
ゴーヤの栄養で特徴的なのはこの苦みの成分モモルデシンと「チャランチン」、「植物インスリン」で、ゴーヤはこれら成分により血液をサラサラにし、血糖値を下げる効能があると言われています。
ゴーヤの栄養のβ―カロテンは油で炒めると吸収率が上がり、豊富なビタミンCも加熱しても壊れないので、ゴーヤを油で炒めるチャンプルは、理にかなっています。私は国産のスパムが手に入らない場合は、スパムの代わりに東都生協のソーゼージを使います。
ゴーヤチャンプルの作り方(2~3人分)
私は、『ねこぶだし』を使います。
こんぶの旨味が凝縮され、これを少し入れるだけで料理がワンランクアップします。(料理の腕が、上がりますよ!)
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【材料】ゴーヤ1本、豆腐1丁、豚小間肉適量、ちくわ、ソーセージやスパム、ニンジン、卵2個、鰹節適量、ねこぶだし適量、塩適量
- ゴーヤを縦に切り、種をスプーンなどで取る。
- ゴーヤを半月切り。ニンジンを短冊に切る。ソーセージを食べやすい大きさに切る。ちくわを3㎜の輪切りにする。
- 豆腐を切り、水を切り、油で両面をこんがりと焼き取っておく。
- ゴーヤと豚肉とニンジンを油で炒めて、ある程度火が通ったら、ソーセージ、ちくわを入れ炒める。
- 火が通ったら、豆腐を入れて炒める。豆腐は少し崩れてもいいです。
- 塩とねこぶだしで味を調整する。
- ソーセージやちくわに塩分があるので、味を見て塩を加えて下さい。
- 卵を溶いて回し入れて、鰹節を入れ全体にからめる。
夏バテ防止に
これから暑い夏を迎えますが、食欲がなくなったりして夏バテをすることもあります。
夏バテ防止には、「鰻」や「焼き肉」がいいといいます。
鰻や焼き肉はスタミナがあって食欲をそそりますが、カロリー過多の現代では、胃に負担が掛かり、私のような年代ではかえって夏バテの原因になってしまうことがあります。
「土用丑の日」に鰻を食べるのは食料が不足し、栄養が十分でなかった昔の食糧事情の名残りかと思います。
暑い沖縄で、よく食べられているゴーヤチャンプルにはそれなりの理由があると思うのです。
ゴーヤは、水分が多く体を冷やす効果があり、夏の暑い時期に食べるのは最適なのです。
やはり「夏バテ防止」には鰻や焼き肉もいいけど栄養満点で、ヘルシー、食欲も増進するゴーヤチャンプルがお薦めです。