最後の晩餐で、食べたいもの
明日、地球が滅びてとして死ぬとしたら何を食べたいか。前日の晩餐は、何がいいか。主人は、サザエの壺焼きを死ぬほど食べたいそうです。
子どもは、カルビかと思いきや寒天かプリンだそうです。(遠慮しなくてもいいのに。今、食べたいだけじゃないの?)私は、あれやこれや色々と考えて
普段食べたいけれど、セーブしている甘いもの。
「新宿みやざき館」の甘乳蘇(かんにゅうそ)ソウフトクリームに北海道のハスカップロールケーキよいとまけ、「虎屋」のういろう、「トップス」のチョコレートケーキ、アルファベットチョコレート。
もう、この時点で考えただけで、脳内まで甘くなって気持ち悪い。
ならば、大好きな落花生と素焼きアーモンドをしこたま食べて、(鼻血が出そう)締めは大阿蘇牛乳を1割ほど入れた雲南コーヒーを2杯ほど。
やはり、シンプルなものが一番美味しい。
江古田「じゆうさん」のそば、食べたことないけど「群言堂(ぐんげんどう)」の塩むすび(薪を割ってくべ、おくどさん・かまどで炊きあげたご飯)、卵かけご飯にネギとワカメと豆腐の味噌汁、一夜干しのノドグロを焼いて。
以外に慣れ親しんだ味がいいのかもしれない。
自分で包んで焼いた餃子。ビールに枝豆、冷や奴。みりんと醤油をつけて、香ばしく焼いたとうもろこし。(消化が悪くて胃に残りそう)
今、食べたいもの。
福井駅の越前かに飯、西和賀の西ワラビ、「生活クラブ」の温州ミカンジュース。
これでは食べ物への執着が強すぎて、選べませんし、なかなか死ねませんね。
末期がん患者が、食べたいもの。
体が、元気ならばこのように何でも食べられますが、病気で体が衰弱したときは、少し違うようです。医療コーディネーターのがん末期の終末医療(在宅死、看取り)の授業で聞いた話です。
がん末期で衰弱し食欲がないときは、アイスクリーム、氷、果物、ゼリー、プリンなど冷たく口触りのよいものを好むそうです。
鍋、炊き立てのご飯、煮物などの温かいいものは臭いが受付けないそうで、臭いだけで気持ち悪くなることが多いそうです。ご飯も温かいものより、コンビニなどの冷たいおにぎりがいいそうです。
私も体調が悪くて食欲がないときときは、季節の果実の入ったゼリーや好みの果物など冷たくて口当たりのいいものツルンとしたものを食べたいです。
好きなものを食べられること
自宅で最期を迎えることは、食べたいものを食べられるだけ食べる。欲するものを食べることが出来ます。自宅では、好きなお酒を飲んだり、お鮨を食べたり出来ますものね。
こう考えると病院で、胃ろうや点滴で栄養を補給することは本人の意思とは関係なく、食べられないから食べさせるという、延命行為かと思ってしまいます。
何を食べたいか考えることは、楽しいです。自分で食べたいものを食べられることは、幸せなのです。やはり食べることは、生きることなのですね。さあて、最後の晩餐何にしようかな?