この季節、残ったカレーは、鍋のまま放置しない

カレー

昨晩は、主人がカレーを作ってくれました。

毎週、水曜日は私が仕事で主人が休みなため主人が、夕食を作ってくれます。主人の作るカレーは、1時間程煮込んでいて美味しく子供にも評判です。

主人の作るカレーは家族3人分より多く一晩では、食べ切れません。残ったカレーは一晩置くと美味しいので、次の日温め直して朝、昼と食べたり、弁当にしたりします。でもこれが、気をつけないとウェルシュ菌の食中毒の原因になるのです。

カレー

加熱しても死滅しない菌

ウェルシュ菌は、人や動物の腸管内や土壌、下水など自然界に広く存在します。

ウェルシュ菌は、肉や魚、野菜などの煮込み料理に多く、体内に大量に取り込まれると食中毒を起こすことがあります。

ウェルシュ菌の食中毒は、カレーやシチュー、スープなどのとろみのある料理を大鍋で作るときに多く発生します。

このため、飲食店、旅館、学校などで、大量にカレーなどを作るときに発生するケースが多いようです。

食べる日の前日に大量に調理され、大きな鍋や器のまま室温で置かれたものに食中毒の発生が多いのです。

ウェルシュ菌な中には、100度で60分熱しても死滅しないものもあります。

加熱してもウェルシュ菌が残ってしまいます。

常温で置き、温度が55度くらいまで下がると菌が増殖します

カレーのようにとろみがついていたり、量が多いと温度がゆっくりと下がるので菌が増殖する時間が長くなります。

ウェルシュ菌の食中毒の症状は、比較的軽い

腹痛、下痢などで特に下腹部がはることが多く、発症後1~2日で回復するそうです。

しかし、病気などで免疫力が低下していると、重症化することもあるそうです。

タッパーで保存

ウェルシュ菌による食中毒の予防法

「朝日新聞」4月11日紙面版「「ウェルシュ菌食中毒 ご注意」の記事を元にやってみました。

・調理後すぐ食べる。

・一度に多く作らない。

と作ったらすぐに食べ、残さないこと一番いいのです。

しかし、我が家のように次の日も残ったカレーが食べたいときは

常温に鍋のまま長時間放置せず、容器に小分けし冷蔵庫や冷凍庫で10度以下に冷やして保存する。

小分けするときは、料理が早く冷めるので容器の浅いタッパーなどに入れる。

→ホーロー製のタッパーなので、鍋より早く冷めました!

タッパーに入れる

ウェルシュ菌は、酵素が苦手な嫌気性菌のため、容器に移し替える時は料理を混ぜて空気に触れさせると効果的。

カレー保存

ウェルシュ菌には、75度で1分ほど加熱すれば死滅するものもあるので

作り置きしたものを食べるときは、鍋に移し替えてよくかき混ぜムラなく加熱出来るよう全体に火を通す。

(楽ですよ!)ホーロー製のタッパーだとそのまま火に掛けられて、洗い物も少なくすみます。

私は残ったカレーは、常温で冷めるまで置いておいて冷めたら、鍋ごと冷蔵庫に入れ保存しました。

そして、冬は、鍋のまま常温で保存していました。食中毒の原因となる細菌のほとんどは、加熱すれば死滅すると思っていたので、食べるときに温めていたので安心していたのです。

これからはカレーは、鍋のまま放置せず、底の浅いタッパーなどに移し替えて、必ず冷蔵庫で保存しようと思います。

細菌性の食中毒は夏に多いですが、ウェルシュ菌の食中毒は、春や秋に多いそうです。今の季節、ウェルシュ菌に注意して翌日もカレーを楽しみたいです。

カレー弁当

スープジャーに入れて、カレー弁当

 

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2017年現在57才 50代になって体に色々な変化が起きました。 アレルギー、腰痛、変形性膝関節症、脂漏性皮膚炎、手湿疹、眼精疲労、胃腸の不快感、開帳足等々一気に吹き出しました。 このほかに病気以前、未病のものもあるので 自分の体を見つめ直した生活を考えています。 健康、医療、病気、楽しいことも含めた日常生活を綴っていきたいと思います。 認定医療コーディネーター、ホームヘルパー びわの葉療法インストラクターの資格保有